彼女は決してブスではなく


先輩達から相当人気があった



しばらくしてから私に


軽音楽部に入らないか?と誘ってきた



ベースがいないからやんない?って



面白そうだったから


当時 たまに会いに来た父親に



ベースを買ってもらい


バンドを結成した



親友はヴォーカルで 下手だった


都内でやるバンドの大会にでる



オーディションに受かって



都内の会館でスポットライトが当たってた時



これが仕事になったら天職だと勝手に思っていた



小学校の時スカウトされて


事務所に入ろうとしていた私だったから


あの業界にはかなり興味があった


芸能人にはまったく興味のない子供だった



ただ父親の関係で 事務所に入るのをやめた



あの業界は父親の世界と



少なくても関わりがあって


それが邪魔をした


バンドは全員女だったけれど


私が話していたのは


親友だけだった


一晩中お互いの家庭の話を公園でして


一生の友達だと確信した



友達100人より



親友1人で十分だ