悲しいことにそこには



「父親から愛情を受けなかった子供は



愛に飢え 人を愛せない」と断言されていた



気持ちが乱れた



私は愛を知らないから



愛されていることにも



あまり気づくことができないのか




そして十分に相手に伝わる位の




愛情を持っても




相手にそれが伝わっていなかったのかと




悲しくなった




彼に話すと彼は謝った




「ごめん ただこの前告白されて



俺のことすごく好きだっていう気持ちが



その子からは感じたのだけれど」



と言ったところで



「もう いいよ ごめん 気持ちは見えないから」





「これくらいだよって見せられないから」




と言うと



彼は「本当にごめん」と言った




私達2人を別々の道に歩ませたのは




その子でも




その事でもなかった




けれど 少しはそのことも




関係しているとわかっていた