俺んちに着いた

桃はおとなしく座っている

「桃、なんで昨日からしゃべってくれないの?」

「じゃぁ、どうして私にかまうの?」

「付き合ってんだから、当たり前だろ」

「彼女いても他の女の子と帰るの?」

え・・・

みてたのか?

「昨日、一緒に帰ろうっていわれていいよっていってたじゃん」

「・・・」

「それに私が髪型変えたのも気づかないくせに
他の女の子にはかわいいって言って頭なでるんだ」

「桃のだって、気づいてたよ」

「もう、いいよ」

「はっ?」

「どうせ、隣の席になったから付き合っただけでしょ」

「意味わかんね」

「私のこと一回も好きになってないでしょ」

「なってるから」

「うそだよ」