「今日? 今日は・・・友達と約束があるからさ」




「そっか。 わかった。 じゃあ、また今度でいいや」




「ごめんな」




「ううん、こっちこそ急にごめんね。 じゃあまたね」




「あぁ、またな」




ナオキとの電話を切った後、




急いでアキにメールした。




『今から行くよ!』




あたしはケータイを閉じ、




ソファーに置いていたカバンを手に取った。