「え~!? また!?」 「ごめん!! 今度埋め合わせするから!!」 そう言って電話は切れた。 これでナオキからのドタキャンは5回目だ。 前にデートした日から碌にナオキと会ってない。 あたしは力任せにケータイをテーブルの上に置いた。 「・・・ナオキが会おうって言ったくせに」