それ以来、先輩達の嫌がらせは少なくなり、先輩達は卒業した。


俺たちは一安心をしたが、先輩達が残していったデマの噂などが信じ続けられ、2年生になってもクラスや皆の態度は冷たかった。


だけど、俺たち4人とも同じクラスになることが出来、前よりも唄を守ることが出来た。


唄も嫌がらせをされても、負けじと言い返し追い払った。


3年生は嫌がらせはなくなり、みんなは何故か唄を避けていた。


理由は、嫌がらせをしてくる相手に唄が負けじに言い返しす“やられたらやり返す”という仕返しをしたので、皆は勝てないと判断をし諦めた。


そして、俺は卒業と同時に誓った。


高校では必ず守る。そして、いつか告白をしようと心に決めた。


だけど、高校もそう上手くいかなかった。唄に好意を寄せる男子や、唄に嫉妬する女子は相変わらずだった。


相変わらず、俺や浩平が唄と2人きりで話してると男子から睨まれる。


だけど、俺は気にしなかった。


唄と2人きりで話したり、お互いの家に行ったり来たり、楽しい事を一緒に愉しんだり、ライブ帰りは一緒に帰りながら、家まで送ったりするのが、長年の付き合いである俺の“特権”だと思ってたから。


あの時までは--。