寝てなかったせいか眠くなってきた私…

きっと君も同じ。

コクン、コクンとなりながら必死で起きてた。

『寝ていいよ?』

りょうの優しい声。

でもダメなの。
私が寝たら、君の話し相手いなくなっちゃう。
私頑張れる…

『寝な!』

『うん』

自分はまだまだだとホント思う。

頑張らなきゃいけない時に頑張れないから…

君は気をつかってくれたのに、私はそれを受け止めず、君に嫌な思いをさせてしまったね。

ごめんね?

私もっと大人になるね。

りょうちゃん、少しの間、一人ぼっちにするけどごめんね?

起きたらまた元気いっぱいに話すから。

私は眠りについた。

起きたら目の前は海。
寝る前は山だったのに…

『起きた?』

『うん』

海風が肌にまとわりつく。

海岸に着いた私たち。

砂浜について少し悩んだ。

靴を脱ぐべきなのか…

最初は脱がなかった。
だけど砂が入ってきちゃったから裸足になった。
気分は夏。

もっとあっつくなって夏がきたら、また二人で海に来ようね!