〜♪

携帯が鳴った。
りょうからだった。

『今から荷物まとめるね』

『彼女さんと話せた?』

『話せる事態じゃない』

とりあえず命がなくならなくて良かった。

みんな前に進んでいるんだ。

私も前に進まなきゃいけないんだ。

涙を拭いた。
だってこれ以上、君を悲しませたくなかったから。

りょうの荷物を車に積み、アパートへ戻ってきた。

数時間しかアパートを離れてないのにすごい久しぶりな気がしたんだ…

荷物を部屋に運び入れると部屋はいっぱいになってしまった。

私と君の荷物。
これからもっと増えていくのかな?