とりあえずお店に財布を取りに行き、私のアパートに向かった。

辺りは明るくなっていた。

りょうは荷物を私の部屋に運び入れた。

『疲れてるんだし寝よ?』

私はりょうに言った。

眠りについたりょうを見ながら私は一人考えた。

彼女と別れたけど、私は付き合おうと言われていない。

好きだけど付き合おうと言われていない。

この先どうなってしまうのか本当に怖くなってしまった。

りょうの携帯が光っている。

〜♪
『あき』

この名前、私は忘れないよ。
だって苦しめられたから。

でもね、恨んではいない。
だってりょうが手に入ったんだもの。