そして、俺が美鈴に触れようとした時


「だって、"さよなら"くらい笑顔で言いたいじゃない…」


美鈴の言葉で
俺の手が止まる。


「もう星夜くんには会わない、今日でばいばいだよ」

「なんで…」





今日で、もう会えない…




「だってあたし…死んじゃうんだよ?」


美鈴の涙は当たり前のように溢れ出る。