それからだった、 あたしが生きることに 必死になったのは。 やりたいことは、今やる。 なんでも経験して、 なんでも楽しみたい。 夢だってたくさんある。 普通の子よりも 何倍も人間らしく生きたいと願った…。 ――――――――――― 美鈴がすべてを話終わると、流れていた涙を拭いて立ち上がった。 ただ、前を見て。 遠くの空を睨み付けるように…