晃雅くんからは
最後にこんなメールが来ていた。




『ごめん、いろいろ考えたけど俺には無理だ。 俺ん家貧乏だから子供が生まれても、金出せねぇし、面倒もみれねぇ。 それに…病気のことだって。 心配だけど側にずっと居れる自信がねぇ。

ごめん。
今までありがとう。』




あたしは、恐怖を覚えた。


晃雅くんと一緒なら、
死んだってかまわないと思ってた。

やけになっていたのかもしれない。


"どうせ、あたしは死ぬ"
なんて気持ちがそう思わせていたのかもしれない。



でも、晃雅くんが
居なくなった今。

一人で死ぬのは
恐い。イヤだ。



一人はイヤだ。