頭が真っ白になった。 「何…今、なん・・て?」 「ごめん」 晃雅くんの声が 小さくなる。 「まだ…俺ら中学生なのに・・妊娠とかは…考えらんねぇ」 「な! 何言ってんの? まさか…別れるとか・・言わ…ない…よね?」 「…ごめん」 すると、一方的に電話を切られた。 ―――――プープーッ…… 携帯の向こうには 哀しく電話の切れた音が鳴っていた。