-次の日-


今日はバイトがないから
大学が終わった後、遊びにでも行こうか…なんて考えていると、






「「せーやっ」」


タイミングよくコイツらが来る。


「今日、星夜はバイトOFFだよな? 暇だろ?」


コイツは、
佐藤 一貴(サトウ イツキ)

正直、かなりカッコイイ。
中学、高校とバスケをやっていたこともあって、
身長が182cm!
軽く筋肉がついている。



勿論いつだってモテ期なのだが、



『彼女を作ると…ほらっ!いろいろあれだろ?』


とかなんとか。
要するにめんどいらしい。






「暇っちだよね? 遊んでくれる人なんて、どーせうちらくらいでしょ?」


コイツは、
吉永 晴香(ヨシナガ ハルカ)


俺の幼馴染み。
誰もが驚くほどの
自由人。


まあ、そう言ってもわからないと思うが…
そのうちわかる!




「せーやあ! いっちゃん!どこで遊ぶ? ぢゃあボーリングねっ! はい決定! 行こ行こ」



「おい晴! 俺はまだ遊ぶなんて一言も言ってないっ」

まあ…暇だがな。


「晴香ー、俺カラオケがいい」



「ダメ! あたしはボーリングがいいの! 決定したのっ」


俺の言葉も一貴の言葉も、
晴には通用しない。





「あっ…いたー!」



いきなり遠くから、
声がした。


俺が声のしたほうに
目をやると、そこに居たのは……




「あ、君は…」