あたしの体は石の様に 固くなり動けなかった。 「それから…」 女医さんはまた暗い顔をして言った。 「一度、大きな病院に言って体…調べてもらった方がいいですね」 そう言われた。 "なんでですか?" と、問いかける力は あたしとお母さんには 残されていなかった。