「美鈴!!」




勢い良くあたしの部屋に入って来たのはお母さんだった。




「これ…あんたよね!?」



お母さんの手にはゴミ箱に捨てた妊娠検査薬があった。



あたしは静かに頷いた。




「急いで!急いで病院にっ!」



あたしはお母さんに腕を引っ張られながら産婦人科に行った。