晃雅くんの顔が
いきなり暗くなった。


「ごめん…実は…最近親父の仕事があんま上手くいってなくて、金に余裕ねーんだ…悪いな」


晃雅くんは悔しそうに言った。


あたしはものすごく申し訳ない気持ちになった。




だから、あたしたちはいつも地元の近場でデートをした。


どこに行ったって晃雅くんと一緒なら楽しかった。







晃雅くんと一緒なら…