大学に着くと、
晴がいた。

晴は俺の顔を見て
ニヤついていた。

こいつもか…

「今ね、食堂にいるよ」

晴の言葉に一貴も
隣で小さく笑っていた。


「誰がだよ」


俺が冷たく言うと、
晴が急に近づいてきて
耳元で、

「み・す・ず・ちゃ・ん」


と、言った。

どいつもこいつも…
と、思いつつ耳元から熱がこもる。


その様子を見ていた2人が
『中学生かよ〜』
と、笑っていた。