一貴と…結婚?
誰が?乃々が。
誰と?一貴と…
結婚!
「また、固まった…」
しかも、俺、自問自答してる。
「一貴と結婚…乃々が一貴と結婚」
「そうそう、電話とかで報告するより来ちゃったほうがいいかなって、どうせ近いしさっ」
乃々は意地悪そうな笑顔を浮かべて言った。
「あたしたち、最近このあたりに越してきたの!小学校から歩いて5分くらいのとこ!今もう一緒に暮らしてんだよね」
乃々は幸せそうに笑う。
本当に幸せそうに
未来を楽しみに待っている。
「…おめでとう」
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