すると、乃々は小さく頭を下げ隣の病室に入って行った。 つか、俺も年下だからっていきなり呼び捨てって… まぁいいか…年下だし、うん。 そして、俺は美鈴の病室の外で壁にもたれ掛かる。 ふと、時計に目をやる。 「………」 確か、この前。 真冬に会ったのも このくらいの時間だったな。 「……」 俺は真冬に会った所へと歩き出した。 なぜだろう。 居る気がするんだ、アイツが。