――――次の日。



大学に行くと、
普段と何ら変わらない
晴と一貴がいた。



「てんめー、昨日休みやがって!ボーリング行きたかったのに〜」


「おいおい…女の子が"てんめー"なんて使わないのっ」

「いっちゃんは黙ってろ、このバスケ馬鹿の脳ミソ筋肉野郎が!隅でキノコでも栽培してろ」


「……はい」




二人のやり取りに
俺は入っては行けなかった。


「あのさ…今日、」



開かない口を無理矢理動かすと、


晴がイライラしたような声を出した。



「何よ?冴えない顔して。はっきり言いなさいよ!」