美鈴は小悪魔のような
笑みを浮かべ、
俺は頭をボリボリと掻いた。




それから1時間ほどして
俺は今に帰った。


どこかスッキリしたのは
散々泣きそう散らしたからだろうか?



「明日はアイツらも連れて来なきゃなんねーな…」





アイツら。
それは、晴と一貴のことだ。



『病気のこと、二人にもいわないとだよね?』




と、美鈴が不安そうな顔で言い出した。



正直、俺も不安だ。


でも、アイツらは
俺の友達であり美鈴の友達だ。



ちゃんと伝えるべきだよな。