「会いに来てね…」 「わかってる」 馬鹿か、俺は。 平気なわけねぇよな。 元気な声でいつも通りに振る舞ってるけど、本当は一番辛いのは美鈴なんだから。 「毎日、会いに行くから」 俺がへこんでどーすんだ。 美鈴に気遣わせてどーすんだ。 「うん。待ってる」 美鈴にこんな哀しそうな声させてどーすんだ。