どんなに"幸せな時間が続けばいい"と、願っても朝は来てしまう。
ベッドの横にあった携帯が震えた。
それは美鈴からの電話。
「もしもし!星夜くん?」
「もしもし、おはよ」
美鈴の電話の向こうから
車の音やの話し声が聞こえた。
「今ね、病院着いたの! 病室なんだけど西棟の302号室だって! 今、外に居るから携帯だけど次から公衆電話ね」
美鈴の声はいつも通り元気そうで安心した。
本当はもっとへこんでるかと思ったけど、俺だけだったみたいだ。
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