その後、美鈴は琉衣と親父とお袋に取られ、全然一緒にいれなかった。
でも、美鈴は楽しそうだったからいいかな、なんて。
そして、美鈴は俺ん家で夕飯を家で食べてた。
ずいぶんと俺ん家に馴染んでいた。
「ごちそうさまでした! あたし、そろそろ帰ります」
そう言って立ち上がった。
「俺、送ってくるわ」
俺も立ち上がると、
琉衣がしがみついてきた。
「あたちも行く」
すると姉貴が琉衣を抱っこして言った。
「あのね琉衣、星夜は美鈴ちゃんとイチャイチャしたくてたまんないんだよ?あーんなことやこーんなことしたいんだって」
と、ニタリと笑って姉貴は俺を見た。
「何ガキに教えてんだよ」
俺はそう言捨てるようにして、美鈴と家を後にした。