あたしがそう言うと
ヒカリは悲しそうな顔をして
私をみた。












「まだ咲君を待つつもり?」
あたしは少し笑いながら、
ヒカリから目を逸らして
外をみる。
ヒカリはそれが
あたしの返事だと
わかったのか何も言わずに
屋上を出ていった。
















咲…今どこにいるの
あたし、待ってるよ。
お願い早く帰ってきて。