左にいる男に腕を絡め、至福そうな笑顔を周りに振りまいては…これから数十年隣にいると思われる男に微笑みかけるのだった。

俺は眺めるだけ。

太陽の光を受け、輝く純白のドレスを揺らして赤いカーペットの上を歩く彼女の後ろ姿を。



彼女は学校のマドンナで。
やつは学校のパパラッチ。