「なーにー?ボクの顔に何かついてる?」

「は?いや…」

眼鏡をクイッとあける。

僕は何を考えているんだ
コイツはただの不良男…


「ふっふっふっ」

「?」

ウイイイイン

「そのオレンジ頭をバリカンで刈ってやるーー!!!!」

「ひゃー!!!どこから!?すとっぷすとっぷ!!!」


「コラー☆」

!?

誰だ?


「それは見過ごせないなあ〜紳士として、ね☆」

少し長い茶髪を揺らしてウィンクをしたのは、

柊 桜樹(ひいらぎ おうじ)

「紳士としての意味はわかりませんが、貴方は髪を切りなさい」

「スパイシー!!!!」

叫ぶ柊。


「姫を守るのは王子の役目なの、サ☆」

「はあ…」

「「きゃー!王子ー!」」


クラスの女子が騒ぎに騒ぎまくる。


「ハッハー可愛いレディー達〜☆」


彼はは○わくんの子孫に違いない。