「ねえ」

「!?」


びっくりした………

いきなり肩をつかむんだもん…

「遊ばない?」



え………これってナンパ?

ナンパって数人でするものだと思ってた…。

この人、一人だけどすごく背高くて金髪でなんか怖い…。


「すいません…私もう帰らなきゃいけないので」


「なんで」


「なんで…って」

だんだん肩をつかむ手がギュウと強くなってきた。


怖い…怖いよ。


やっぱり《男》はやだ…


「行こう!ご飯おごってあげるから」

「嫌だ!はなして!」


私は一目散に走った。