課題。運動。日課。

もう毎日がへとへとだった。

「神谷。何でそんな食事残すんや?」

『そんなに食べられなくて』

「おかずは食べてるやん」

『白いお米が蛆虫に見えるんです』

「言い訳やん」

もともと、あたしは白いお米が好きじゃない。
食事なんて、食べたり食べなかったり食べても吐いたりだ。
言い訳だと言われても、食べられないものは食べられない。

食事を残すと嫌な顔をされるのは、本当に辛かった。
あたしは少年院生活でさえ、自分の体型や体重が気になって仕方なかったのだ。

美しくなければ、生きている価値などない。

標準体重なんて、もっともない。

痩せていなければ美しくない。

そういうスタンスで、これを書いている今でさえ生きている。