―コン コン

「黒称様、お客様がおいでです」

「!!…今行く。」

放心状態だった俺。
部下の言葉で我にかえった。

そういえば、集まりあるんだった。
はやく行かないと…

まだ10時だ。客って誰だろ。
―ガチャ

「!!!、ゆき、と…?」
扉を開けたら、さっき送り出した、雪兎が立っていた。
多分走って来たんだろう、汗をかいて、大きく息をしている。

「なんで、ここにきたらっ」
雪兎まで、アイツ等に…
普通の性格ができなくなる…

「わか、った…!!」

どうして、なんで…?
それしか思わない。
だって、普通マフィアなんて、関わりたくないょ。

死ぬかもしれないのに。

「お前、俺と一度、会ったよな?」

「!!な、に…言ってんのさ…」

ミスだ。
想定外と言っていい。

俺は、甘すぎた。