《ナオ》


「好きです!付き合ってください!」

うわぁぁぁ!太一クン告られてる!しかも隣のクラスで、超モテるって噂の朝香美穂ちゃんに!!
どーしよー!とられちゃうッ!

「ごめん。俺、好きな子いるから。」

断ったー!!一安心!
でも好きな子いるって!
誰だよ!!!!

「じゃぁ誰がすきなの?」
え!?朝香さん!今それ聞くかい?私の心の準備がまだっ!

「お前なんかより全然かわいくて、超優しいやつ」

誰だよそれ。そんなやついるのかよ!あの、朝香美穂ッスよ?

「ひどいっ…っ」

朝香さんは、泣きながら走って逃げた…。
まぁあんなふられかたしたらそうなるか…

あとで太一クンに聞いてみよ~ッと。
《太一》

「ねぇ~?太一~?」

ニコニコしながら奈緒がはなしかけてきた
うっわ、かわいっ

「なに~?」

「太一いま告られてたでしょ?なんでふったの?」
え~?なんでって…
奈緒がすきだからに決まってんじゃん!

なんて言えねぇし。

「他に好きな子いるから」

「え~?だれ??」

だれって奈緒
てか奈緒が上目遣い!
やばい!まぢかわいい!

「え~?内緒」

「なんで~???」

なんでって…だから奈緒が好きなんだってば!もぅ俺をいじめないで奈緒チャン!そんなとこも大好きだよ奈緒チャン
あ~もう!告っちゃうかぁ!

「好きな人に好きな人を教えるの恥ずかしいじゃん」

ついに言っちゃいましたよ!俺!人生初の告白

「え!?それって…」
びっくりした奈緒チャン
はぁ

「奈緒が好きってコト」

「えぇえぇえ!!まぢで!本当に!?」

きゃー奈緒チャン照れてる顔もかわいぃ!
顔真っ赤だよ…!
はぁ~
「うんまぢ本当だよ奈緒は俺のコトどう思ってる?」

「奈緒も太一好き」

超照れながら言った奈緒は今までで1番かわいい顔してるしよっしゃぁ俺はなんて幸せ者なんだ神様ありがとう!!

《ナオ》

太一に告られた。
そして付き合うコトになったぁ~
きゃぁぁぁぁ
これは彩音に報告しなければ!
あ!彩音はあたしの親友。超美人なの。


「彩音チャ~ン!ビッグなニュースがあるの~」

「あ!奈緒~!あんた太一クンと付き合うコトになったんでしょ!おめでとういつでも相談のるからね~!で、ビッグなニュースってなに?」

先に言われた…。

「なんで知ってんの!?」

「みんな言ってたよ!まぁあの太一クンだしッ?この奈緒だしッ?」
噂流れるの早っ!
まだ付き合って1時間っスよ?
噂って怖っっ!

「そっかぁ…今日はそんだけッ!じゃぁ彩音!またね!」

「うん!またね!」

《ナオ》

梅雨が明けて、明日から夏休み!つきあって2ヶ月以上たったけど…

実はまだ太一とデートしてないんだよね~…

体育祭とかテストとかいろいろあって忙しくて…

それにあたしたちバカだから追試とかばっかで…

でも追試も終わり、明日からは自由!やったぁ!太一とデートできるー!

「ね~太一~?明日会える?奈緒太一とデートしたぁ~い」

「うん。会える俺も奈緒とデートしたい!」

初デートだぁ

「やったぁぁぁ」

「じゃあ明日朝10時に駅の前な?」

「了解!太一ぃ奈緒うれしい~」

「俺も~キスして~?」

太一顔エロいそんな太一も大好きっ

「いいよ~…チュッ…ンッ…んん…」

長~い甘~いキスをした。

「もっとして?」

うわぁ。おねだり!?
キャワイイ~!!

「も~太一ぃ!じゃあ次で今日は終わりだよぉ~?」

…っん…ぁ…ンン…

「じゃぁ明日なぁ!」

「うん!バイバイ!」

《太一》

明日は初デートだよ!!

やべぇ緊張して寝れね~!!
私服の奈緒を早く見てぇ!
もうあいたくなってきたし!
奈緒!俺奈緒を愛してるっ!世界一!
幸せにしてやる!

そんなことを考えていたらいつの間にか俺は、ねていた。

…そして朝。

よし!

「今日は奈緒との初デート~♪」
朝からハイテンションな俺。兄貴に見られて、兄貴はドン引き。
「お前…腹ぺこな熊が目の前にあるステーキをよだれたらして見つめてるみたいな顔してっぞ!おもしれぇ顔!」
とか訳のわからんことをいって、兄貴は彼女や友達と旅行へいった。

昨日から親父とお袋もご近所の、田中夫婦と一ヶ月の旅行だし。

家にひとりぼっちでさみしい僕です。

でも毎日奈緒会えるからい~や
あ!どうせなら奈緒と同棲生活始めちゃうか!
なんて無理無理…。
《ナオ》

後5分で10時。

早く来ないかなぁ~


あ!太一きた!


急いで太一のとこに行ったら、そこには私服姿の太一クン。いやーかっこよすぎてやばいよ!

「太一~早く行こ??」
「ん~その前にキスしよぉよ?俺の奈緒チャン?」

うわぁお!朝から太一クンなにをいってんの!なんか嬉しくなっちゃうじゃんか!

「いいよ~。奈緒の大好きな太一クン」

…ちゅっ…ちゅ…ん…

「キスしたから行こ!」

「うん!」

あたし達は手を繋いで歩きだした。

《太一》

奈緒かわいい~
ミニスカート反則!
襲いたくなるわ!
誘ってんのかよ!

「た~いち!今日どこ行くぅ?」

「ん~…。」

やっべ~考えてなかったわ~。
「お~い?きいてる?」

「あ!わりぃ。奈緒はどこ行きたい?」
「奈緒!?奈緒はね~新しく駅前にできたクレープ屋さんと~洋服屋さんかなぁ」

駅前って俺んちの近くじゃん…

「じゃぁクレープ食べて服買いにいくか!」

「え!いいの?」

うっわ…奈緒目ぇキラキラしてる…かわい~い

「うん!いいの!その前にキスさせて?」

「えッ!?」
一瞬奈緒は驚いたけど、
「う~ん…まぁいっか!いいよ!」
と言ってキスしてくれた。
そりゃ驚くわ。なんせここは道のど真ん中。

通る人がみんなこっちを見てく。
奈緒をみてんじゃねーよおっさん!

「太一大好きぃ!うふふッ」
「俺も奈緒大好きぃ!うふふッ」

「太一がうふふッていうとなんかキモいッ」

「奈緒がうふふッていうとかわいすぎ!」

「太一かっこよすぎッ!やばいッ!」

「奈緒かわいい!大好きッ!」

俺らはこんな会話をしながら駅に向かった。

奈緒チャンまぢかわいぃよ…
「奈緒ね~ストロベリークリームかぁ~ピーチクリームのどっちかがいいんだけど…太一はどっちがいい?」

なに!?俺に聞く??
俺どっちも好きだしなぁぁ…

「両方買お!」

「え!?奈緒が全部食べるの!?」

「俺と半分個!」

「うん!じゃぁ両方!」

「奈緒は座って待ってて?俺がもってくから」

「うん!!」

また目ぇキラキラ…!
かわええ~
やばい~!
奈緒キャワイイィィ!


「ありがとう!はい!あ~ん!」

パクッ
甘い!
「奈緒チャンもあ~ん!」

パクッ!
「おいっひぃ~!」

「俺にもちょうだい?」

「いいよ!はいあ~ん」

「おいしい~!」

「うん!」

奈緒があ~んだって…!俺超幸せ!

「じゃぁ次は服だなッ!」

「うん!」

奈緒が選んだ店は、ふんわりした感じのかわいい店。
奈緒っぽ~い!
似合いそーなのいっぱ~い!
《奈緒》

今日は太一がどんな服が好きか調査だ!

よし!まずこれから。

「太一~!こっちのピンクのフリフリか、白のふんわりどっちがいい?」

「ん~白!!」

フリフリよりふんわりかぁ…

「そっか!ありがとう!…じゃあさぁ!こっちの、シフォンスカートか、こっちのふわふわした短パンどっち?」

「ん~…どっちもかわいい…奈緒似合いそぅ!」

「じゃあ両方でぃ~や!」

太一はふんわり系が好きみたい!

「じゃぁ試着してくる!!」

「おう!」

なんか幸せ!
うふふ~!太一が選んだ服!よしピッタリ!

「奈緒着た?」

「ん…着た~!」

「見せて?」

「ジャジャ~ン」

「か…かわいい…!」

「ありがとう!じゃぁ脱いだら即買う!」

「…買ってやるよ?」

「え~いいよ~!自分で買う~!」

今日はクレープかってもらったし!

「ん~!俺が買いたいの!」

「え~…じゃあお願いしま~す!」

「うん!」



…買ってもらっちゃったよぉ~

はぁ~なんかお礼しなきゃな~。