私の心の色を溶け込ませることが出来たら、、。一瞬ふわっと甘い思いが膨らんだ。だけど私はそれを打ち消した。私は自分の心の色すら知らない、ましてやそんなものが存在するのかさえ私は知らない。壊れた時間も過去も形も二度と元の姿に戻ることは無い、消し去ることも出来ないもの。私たちの運命を一本の線にたとえるのなら、きっと交わることのない二つの線でしかないのだろう。
家に着いた私はキャリーから一番最初に木の小箱を取り出した。蓋を開け中から淡いピンク色をした小皿を取り出した。中には二つの小さい貝殻が入っている。私は両手で小皿を包み込んだ、すると暖かなぬくもりを確かに感じた。
行きより早い便で帰ってきていたから、家に着いた時はまだ日は暮れてはいなかったけど私はベッドに横になり、そのまま眠りについてしまった。ふと目が覚めたとき、自分が何処にいるのか解らなかった。時計は5時を指していた、一瞬朝と夕方が反転した錯覚に陥った。全部が夢だったんじゃないかと怖くなった。ドレッサーに目を向けるとそこに勇から貰った小皿とその上に乗ったペンダントが目に入った。夢じゃなかった、この記憶が確かだったと自分を落ち着けた。瞳をとじて安心すると私はまた眠りに落ちた。
そのあと何度も目は覚めたけど、私は何度も目を瞑り結局ベッドから起き上がるころにはお昼を廻ろうとしていた。私は携帯を取り出した。香織に電話をしてみよう、私は不意に思い立った。
家に着いた私はキャリーから一番最初に木の小箱を取り出した。蓋を開け中から淡いピンク色をした小皿を取り出した。中には二つの小さい貝殻が入っている。私は両手で小皿を包み込んだ、すると暖かなぬくもりを確かに感じた。
行きより早い便で帰ってきていたから、家に着いた時はまだ日は暮れてはいなかったけど私はベッドに横になり、そのまま眠りについてしまった。ふと目が覚めたとき、自分が何処にいるのか解らなかった。時計は5時を指していた、一瞬朝と夕方が反転した錯覚に陥った。全部が夢だったんじゃないかと怖くなった。ドレッサーに目を向けるとそこに勇から貰った小皿とその上に乗ったペンダントが目に入った。夢じゃなかった、この記憶が確かだったと自分を落ち着けた。瞳をとじて安心すると私はまた眠りに落ちた。
そのあと何度も目は覚めたけど、私は何度も目を瞑り結局ベッドから起き上がるころにはお昼を廻ろうとしていた。私は携帯を取り出した。香織に電話をしてみよう、私は不意に思い立った。