「忘れられないんだ。んまあ、その声は俺に似てたんだったら、俺なんじゃない?」


「私はその方が嬉しいです!」




私は、
私はあの声が輝劉だといいなと思うよ。


本当に。




「ねえ、なんで敬語使うの?」



立ち上がるなり、私の隣に座った輝劉。


へ?なしたの?