そして輝劉の姿を見えた瞬間、
私もそっちへゆっくり向かい、


「お疲れ様です!」

「えーっ敬語辞めてって言ったじゃん?」


ああっ、

「あ、お疲れ様!かっこよかったよっ(笑)」


笑顔で言った。

「ありがとうっ!あれ?紗羅ちゃんみたいに抱き着いてくれると思ったんだけどな?」


なにやら意地悪そうな顔で言う輝劉。

抱き着く…


私はゆっくり輝劉に抱き着いた。


この時にも周りからは悲鳴の嵐。

そんなの気にしないで私は腕に力を込め、輝劉の細身な身体に顔を沈めた。


前から思っていたが
輝劉の香水、
凄くいい匂い。


落ち着く……。




《徳間様ーっ!》

《付き合ってるなんて嘘よねーっっ!?》