「お気に入りとは言ったけど、本当は好きだったんだと思う。」 徳間さん……… 「それ、本当ですか?」 「ああ、本当。すんげーっ離したくないと思った。なのに、なのにいきなりさよならとか言うから…なあ、本当にさよならしたいのかよ?」 そう言って私の肩に顔を沈める徳間さん。 いつもは優しい口調の徳間さん。 今日はなんだか違う。 「私は……私だってずっと徳間さんと会って話していたい…。」