「ねえ、言って?さよならって何?」
その声は、
低くて、なんだか色っぽい声…だった。
「すいません…。やっぱり私とあなたは…、会ったり話しちゃいけないんです。私があなたと話せるなんてあっちゃいけないんです」
「どうして?」
「…………う、上手くは言えませんがとにかくダメなんです!あなたを大切に思う女の子達は沢山いるのに……私なんかが話してるなんて…」
「なんだそりゃ、でも好きな子を選ぶ権利だって…俺にはあるでしょ…」
「はい。そりゃ、」
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