涼平君が案内してくれなかった事に疑問をもった時。



「・・・・・いただいちゃいますよ・・・」



「・・・・?」



え?ちょっと!?



ズカズカと私に近づく先輩、後ろに机があってこれ以上下がれない。


手首を掴まれ、後ろの机に倒される。



「・・・先輩・・・?」



「君、鈍感だね?ここ男子高だよ?男しかいないこの学校で女の子はこの学校のお客様み
たいなもんだよ、この学校は女の子を狙った狼ばっかりってこと」



狼・・・そんなこと誰か言ってたなぁ・・・・・涼平君だ!!



・・・って!!そんなこと考えてる場合じゃない!?



こんな私でも分かる・・・・私かなり危ない状態だよね?




「それじゃ、お構いなく・・・」



「ちょっ・・・とぉ!」