なのに、ここはー… ラブホか!? 空室と表示されているドアを開けると、すぐにベットが視界に入った。 ダブルベッド… 壁の一部が鏡になって… カーテンの向こうには、浴槽が見える… 「…やっぱりか…」 つい、言葉に出してしまった。 その発言に妹尾は、意味がわからないという表情を見せた。 きっと、この部屋に入っても"ここ"がどういう場所なのか…わかってはいない。 「…とりあえず、ベットにおろす」