「…妹尾?」 ベットサイドに座り、先生が見上げた。 空から雨が降っているみたいに、先生の手に涙が落ちる。 「ど…どうした?痛むのか?」 先生は慌てて、急いで足に湿布を貼ろうとする。 嫌だ。 パチンと、先生の手を払う。 その勢いで、手に持っていた湿布が床に落ちた。 「…嫌なんですか?」