冷静さを取り戻していると、先生の足が止まっていることに気付いた。 先生を見上げると、眉間にシワを寄せ真っ直ぐ前を見据えていた。 「…大丈夫ですか?もしかして、重い…」 眉間にシワを寄せて、重たいのを我慢してたのかな? 「いや…なんでもない」 一瞬だけ笑顔を見せると、先生の足は再び動き出した。