そんなに、嬉しいんですか!?


ひどいです……。


私はれんの手を握りながら心の中で言った。


中に入ると真っ暗。


怖い……。


やっぱり、暗いのは嫌……。


「……れん……」


私は、れんの腕に腕をとおす。


「かな?」


れんの声が嬉しそう。


「怖い……」


「大丈夫だよ、俺がいる」


「うん」