ー学校ー


「彼氏と別れた」


あたしはゆうに言った。


「そっかぁ…」


「やっぱり…」


「忘れられない?」


あたしが言いかけたとき


ゆうがあたしの声を遮った。


「えっ?」


「先生のこと忘れられないんでしょ?」


あたしは何故か泣いちゃって。


そんなあたしの頭を撫でてくれる

頭を触られると落ち着くんだ。


「やっぱり忘れられないよっ!」

「うん」


「大好きだし」


「うん」