「お、ついたぞ!!ホラ、さっさと降りろ!!!」



いつの間にか立っていたケンは小さい声で怒鳴った。



「はぁ~い♪♪♪♪♪」



ルンルンル~ンランランラ~ンランランラ~ンルルルルンランランラ~ン・・・・・



心の中で踊っていた杏奈が止まって見たもの・・・・それは屋敷のような学校・・・・



屋敷にもいろいろあるがここの学校の屋敷は「豪華」な・・・まぁメルヘンチックな学

校だった・・・・・



「・・・・・・・[絶句]」



「あら?あの子どうしたのかしら・・・・?」



近くにいた一人の女の子の声がした。



「なに、ぼ~っとしてるのよ!行くわよ!!!」



一人の女の子が杏奈の手を引っ張った。



「私・・・ここの学校の者じゃないみたいで・・・・・」


何この人!!!!メルヘンチック!!!!!!!!!!!!!!!!!



「あら?だってここの学校の制服を着ているじゃいの♪」



「だって・・・・あれ?ケンがいない!!!!!!!」



なんでよぉ~!!置いてきぼりにしないで~~~~~~~!!!!!!



「ケン?佐々木野圏様はもう学校に入りましたよ。」




女の子は顔をしかめて言った。



「さぁ、とりあえず職員室に行くわよ♪」


女の子は私の手を引っ張って連れて行った