「何があったか話してみ?」


綾乃の家に着いて、あたしはさっきの出来事を綾乃に全て話した。


「そっか…」


綾乃はあたしの話を相づちを打ちながら聞いてくれた。


「ねぇ、茉莉?」

「ん?」



「ホントに、昔のこと覚えてないの?」