Chihara Ryoku…side
昨日の夜の事。
ラブホテルにて。
「んぁっ!
やめっ…ひぁっ!!
な、められたら、すぐ、イッ、チャうぅ!」
男の、喘ぐ声。
「いいよ?イっちゃっても。
僕が満足するまで、帰さないからさ。」
「ヒャアっ…ああああアアァあっ!」
男は、相手がそう言ったと同時に達した。
「ふふっ…早いんだね、君。
美味しいよ、きみのコレ。」
相手の男がそう言うと、玩具にされていた男がムクッと起き上がり、言った。
「な、お願いだ…
もっと、もっと気持ちよくしてほしい…は、激しくも、してほしい…」
男はまたも快感を求めた。
相手の男はニヤリと笑い、こう言った。
「君、イくの早い上に快感に素直だね。
でも、童貞じゃないだろ?
こんなに気持ちいいの、はじめて?」
意地悪く、笑う。
男は俯きながら、コクリと頷いた。