Kokuya Sora…side
学校についた。
職員室に行って、遅刻の理由もテキトーに怒られないように言った。
授業には出るきないし。
てか、もう1時間目終わってるし。
はぁ…
家が近くてよかったけど、近すぎるのもあれだな。
「2時間目、体育かぁ。
さぼっちゃおー。」
自分でも思う。
俺って気楽すぎ。
てゆか、不真面目すぎだ。
「ふぁーあ。
屋上、行きたいな。」
上に行けば必ずつく。
そんな、アバウトな考えな俺は、なんとか着いたものの…
「青空きつ…。」
変だけど、俺はよくそう言う。
でも、屋上は大好きだから、どんな日でも、必ず一回は屋上へ行く。
屋上の戸を開ける。
錆びた鉄の音がする。
あんまり使ってないのかな…ラッキー。
そんなことを思いながら、戸のすぐそばに腰を下ろした。
その時、風が大きく、だけど優しく吹いた。
キィ…という音がした。
気にしてはいなかった。
戸が倒れてくることもなかった。
あー…風だ。