「…双子の神秘?ですよ。」



「疑問系やんか!」




「ねぇ、もぉどーでもいーじゃーん!
早く着替えて競技場行こぉよ~!」





緑が駄々こね始めよった。





「確かにそうですね。
行きましょうか。」




「ハッハァ~!
俺もう、着替えたもんねっ!
先行ってくるZEっ!」




うさぎを狙う虎のように、海は駆けてった。






「うっわぁ~!
あっつくるしぃ~!
うっざー。」





「本当にうざいですね。
僕ら、本当に双子なんでしょうか…」





「顔そっくりやん。」



「双子だと思うよっ!」



「…でスよね。」





キィーンコーンカァーンコーン…




「「「…あ」」」





鳴った。




チャイム…

鳴ってしもた。