「あー、あっついなぁ~。
やんなっちゃうよー。」




小言をいい、ふとケータイを開ける。




「あららー。
もう1時じゃーん!
んー、怒られるかなっ?」





独り言をつぶやきながら、夜のホテル街を歩く。






そして、悲しい顔で、またひとつ、息を吐くように呟いた。







「ハハッ…
んな訳、ねーよな…」






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