その眼差しが真っ直ぐに私に向けられているから。


「りょ‥」

「ん?」

「涼平‥くん」


その笑顔に、ドキドキするから。


「よく出来ましたっ」


その大きな手が私を撫でるから。







ーーー‥大好きです。







物語は、おとぎ話のように始まったの。

いつもどっかへ行ってしまう私の左足。


『御足をどうぞ、お姫さま』


それはまるでーー‥



“Chaussures du verre”

ガラスの靴。